「読者のページ」より
2005年 09月 13日
読売新聞 (9月13日)朝刊より
衆議院の解散によって、障害者自立支援法案が廃案になったが、再び提出される可能性がたかい。これは、財政難を理由に 「公平負担 受益者負担」という名目を大義名分化した悪法である。 重度障害者は、健常者と同じように意識は機能しいいるが、身体はその通りには機能しない。自分では食事や水分補給ができず、誰かの手を借りなければ生きていけないのだ。
厚労省は、何をもって、自立支援、また、公平負担というのか。重度障害者の自立には、制度や機構の見直しだけでなく、個々人の状況に応じた対策が必要だ。意思や心のうちを具現化して、才能を仕事に結びつける対策を講じてこそ、自立支援といえよう。
しかし画一的な対策では、その場しのぎでしかない。 少ない障害者基礎年金でやりくりしている施設利用者の負担を増やせば、衣類はおろか、わずかなお菓子やジュースを買う楽しみさえも奪われてしまう。
痛みや寂しさ、苦しみなどに耐え、生きていかねばならない重度障害者は、精いっぱい生きていることを、認めてほしいだけなのだ。 死の瀬戸際にいる重度の障害者やその家族から、ささやかな幸せを奪ってもいいのだろうか。
原文のまま載せました。が、氏名は伏せておきます。
重度障害者の幸せ奪う法案
衆議院の解散によって、障害者自立支援法案が廃案になったが、再び提出される可能性がたかい。これは、財政難を理由に 「公平負担 受益者負担」という名目を大義名分化した悪法である。 重度障害者は、健常者と同じように意識は機能しいいるが、身体はその通りには機能しない。自分では食事や水分補給ができず、誰かの手を借りなければ生きていけないのだ。
厚労省は、何をもって、自立支援、また、公平負担というのか。重度障害者の自立には、制度や機構の見直しだけでなく、個々人の状況に応じた対策が必要だ。意思や心のうちを具現化して、才能を仕事に結びつける対策を講じてこそ、自立支援といえよう。
しかし画一的な対策では、その場しのぎでしかない。 少ない障害者基礎年金でやりくりしている施設利用者の負担を増やせば、衣類はおろか、わずかなお菓子やジュースを買う楽しみさえも奪われてしまう。
痛みや寂しさ、苦しみなどに耐え、生きていかねばならない重度障害者は、精いっぱい生きていることを、認めてほしいだけなのだ。 死の瀬戸際にいる重度の障害者やその家族から、ささやかな幸せを奪ってもいいのだろうか。
原文のまま載せました。が、氏名は伏せておきます。
by tomonaoyoshi33
| 2005-09-13 08:57
| 障害者関係